さる8月8日(土)に、グローバル人材育成教育学会北海道支部の主催で、「グローバル人材育成教育学会第2回北海道支部大会」が、札幌大学(札幌市豊平区西岡3条7丁目3-1)6号館6102教室で開催されました。
快晴の中、出席者数はおよそ40名でしたが、たいへん実り多い大会となりました。これもひとえに、ご出席された小野会長、学会本部事務局のご支援、そしてご発表者の質の高い報告と、はるばる遠方よりご参加いただいた出席者と賛助会員のおかげであります。そして何よりも実行委員長である札幌大学の田原博幸先生、それを支えた尾田智彦先生のご努力の賜物でございました。この場を借りまして心より感謝の意を表したいと思います。どうもありがとうございました。
今年の大会テーマは、『産官学によるグローバル人材育成の試み』でした。12時30分の開会後、ご来賓の岡出直人氏(北海道経済産業局地域経済部産業人材政策室長)のご挨拶があり、その後「学会の現状」として、グローバル人材育成教育学会会長 小野博先生(福岡大学)より、各地の興味深い事例をご報告いただきました。その後、初の試みとして、「北海道の中小企業からみるグローバル人材」と題してフォーラムを開催いたしました。パネリストは髙奥淳氏(有限会社サンコーベトナム代表)と張相律氏(株式会社北海道チャイナワーク代表取締役)にお願いしました。コーディネーターは、中山健一郎先生(札幌大学)が務めました。それぞれのご経験やご努力がご報告されて、普段の学会ではなかなか聞くことのできない民間の方々の取り組みに大いに興味をそそられました。
休憩後、2つの招待講演がなされました。「ツーリズム産業が求めるグローバル人材とは」を丸山真弘氏 (JTB北海道)が、出合祐太氏(札幌大学)は「グローバル人材の意義~ブルキナファソから学ぶ~」でブルキナファソでの野球普及の取り組みをご報告されました。休憩をはさみ、3番目の招待講演として、稲毛知子先生(札幌旭丘高校)が「グローバル人材育成と高等学校教育」というテーマで、高校での素晴らしい実践報告をしてくださいました。さらに一般会員発表の1つめ、「グローバル人材育成を視野に入れたオンキャンパス実践の可能性」を奥山和子氏(神戸大学)が報告なさいました。休憩後、一般会員発表の2つ目として、「企業におけるグローバル人材育成のあり方と産官学連携のスタイル~NECグループ海外現法を活用したグローバルインターンシップ実践報告~」を八木智裕氏(NECマネジメントパートナー株式会社)が、一般会員発表の3つ目として「海外生活経験と【社会人基礎力】の不思議な関係 ~今さら訊けない【グローバル人材】のホント~ <のべ30,000人の日本人海外生活経験者のキャリア支援を通して> 」と題し、 鈴木信之氏(株式会社エストレリータ)が、たいへんエネルギッシュなご活動を報告してくださいました。
閉会後は情報交換会を、同教室で開催いたしました。多くの方の出席を得て、情報交換会もたいへんな盛り上がりを見せました。パネリストをお務めいただいた髙奥淳氏のご挨拶、ご来賓のお一人である大谷聖二氏(株式会社札幌キャリアサポート)の乾杯で会を閉じました。終わりに当たりまして、皆様のご協力とご支援に重ねて感謝申し上げ、報告に代えさせて頂きます。ありがとうございました。
(文責 グローバル人材育成教育学会北海道支部長 竹内典彦(北海道情報大学))